直葬にしたいけどお金がない…費用相場と自己負担を減らす公的支援・対処法

葬儀を行わなければならないけれど手元にお金がなく最も費用が抑えられる直葬を検討しているという方は少なくありません。直葬は通夜や告別式を行わないため費用を大幅に抑えることができますがそれでも支払いが難しい場合には公的な支援制度や対処法が存在します。
この記事では直葬の費用相場や内訳のほかお金がないときに活用できる制度と注意点について解説します。最後までお読みいただくことで金銭的な不安を軽減し後悔のないお見送りのための具体的な手順がわかります。
お金がない時に知っておくべき「直葬の費用相場」と追加になりやすい内訳
| 直葬の費用相場 | 10万円程度から |
|---|---|
| 基本料金に含まれることが多い項目 | 搬送費、棺、骨壺、火葬料金、役所手続き代行など |
| 追加になりやすい費用 | 安置施設の利用料、付き添い面会のオプション、ドライアイス追加分など |
直葬の基本料金と含まれる項目の確認
直葬は通夜や告別式といった儀式を省き火葬のみを行う形式のため参列する人数にもよりますが10万円程度から行うことが可能です。葬儀について一番知りたいこととして葬儀費用を挙げる人が62.5%と最も多く金銭的な負担は大きな関心事となっています。直葬の基本プランには病院等から安置場所への搬送費や棺および骨壺の代金そして火葬場の利用料や死亡届の提出代行などが含まれているのが一般的です。
追加になりやすいオプション費用の内訳
直葬は安いというイメージが先行しがちですが基本料金だけで全てがまかなえるとは限りません。私たちが日々お受けするご相談でも基本プランは故人と面会できない預かり安置となっており安置の際に面会を希望すると1日あたり数万円のオプション費用が別途かかるケースが多く見受けられます。また火葬場の空き状況によっては安置日数が延びそれに伴いドライアイス代や施設利用料が追加されることもあります。
提示された安い金額だけで判断せず見積もりの中に何が含まれ何がオプションになるのかを事前に細かく確認することが後々の支払いトラブルを防ぐ最大の防御策となります。
直葬の費用が払えない・お金がない時に使える「公的支援と3つの対処法」
生活保護受給者向けの葬祭扶助制度の利用
どうしても葬儀費用を捻出できない場合で一定の条件を満たすときは生活保護法に基づく葬祭扶助制度を利用できる可能性があります。これは故人または喪主が生活保護を受給しているなど経済的に困窮している場合に自治体が火葬にかかる最低限の費用を支給してくれる制度です。支給されるのは原則として直葬にかかる実費のみとなります。利用するには葬儀を手配する前に自治体の福祉事務所や担当窓口へ相談し申請を行う必要があります。
故人の預貯金を利用する仮払い制度の活用
手元に現金がなくても故人の銀行口座に預貯金がある場合は預貯金仮払い制度を利用できる可能性があります。法改正により口座が凍結された後でも遺産分割協議を待たずに一定額までの引き出しが可能になりました。1つの金融機関につき相続人一人あたり最大150万円まで引き出すことができ葬儀費用の支払いに充てることができます。手続きには故人の除籍謄本や相続人の戸籍謄本などが必要となります。
葬儀保険や互助会を活用する際の注意点
故人が生前に葬儀保険や冠婚葬祭互助会に加入していた場合はそれらを活用して費用負担を軽減できる可能性があります。ただし互助会を利用する場合には注意が必要です。現場の実情として満期まで積み立てても実際の見積もりで積立金以上の費用が提示されトラブルになるケースが増えています。また他社を利用するために途中で解約すると解約手数料が差し引かれる点にも気をつける必要があります。
故人の預貯金を引き出すための戸籍集めは手間と時間がかかるため早めに本籍地の役所へ手配することをおすすめします。公的な支援制度も事前の確認が必須です。
安さだけで選ぶのは危険?直葬でお金がない時のトラブル対策と注意点
菩提寺との納骨に関するトラブルの回避
先祖代々のお墓があり菩提寺とお付き合いがある場合直葬を選ぶ際には慎重な対応が求められます。直葬は読経などの宗教儀式を行わないためお寺に連絡せずに火葬を済ませてしまうと後日納骨を断られるといったトラブルに発展するおそれがあります。費用が用意できない事情がある場合は勝手に直葬を進めるのではなく事前にお寺の住職へ経済的な状況を正直に相談しどのように供養を進めればよいか指示を仰ぐことが大切です。
親族との意見の相違と事前説明の重要性
直葬は儀式を省略するため親族から十分なお別れの時間が取れなかったと後から不満が出るケースがあります。とくに遠方の親戚やしきたりを重んじる方からはなぜきちんとした葬儀を行わなかったのかと非難されることも少なくありません。こうした事態を防ぐためにも直葬を決定する前に事情を説明し親族の理解を得ておくことが欠かせません。
葬儀社からの高額な追加請求の防止
インターネットなどで格安をうたう直葬プランを申し込んだものの最終的な請求額が予算を大きく上回ってしまったというトラブルも報告されています。サービスの提供範囲が不明確であったり事前の説明が不十分であったりすることが原因です。国民生活センターにも葬儀に関するトラブル相談が多く寄せられており安さだけで判断せず見積もりの内訳をしっかりと確認し不透明な追加料金がないかを契約前に質問することが重要です。
お寺や親族との関係性は一度こじれると修復が難しいため事前の相談と根回しが何よりも大切です。経済的な事情を素直に伝えることで理解を得られることは多くあります。
「お金がない」不安を解消!直葬で後悔しないための事前準備と相談窓口
複数社からの相見積もりと内訳の確認
お金がないからといって最初に提示された格安プランにすぐに飛びつくのは危険です。複数の葬儀社から相見積もりを取り基本料金に含まれる項目と追加になる可能性のある費用をしっかりと比較することが大切です。見積もりを出し渋る業者や内訳の詳細な説明をしてくれない業者は避け透明性の高い対応をしてくれる葬儀社を選ぶことが後悔のない見送りにつながります。
専門家への事前相談と情報収集のすすめ
葬儀の手配は時間と精神的な余裕がない中で行わなければならず冷静な判断が難しくなります。費用の決め方として葬儀社との事前相談で決めたという人が36.1%に上り主体的に費用や内容を決定する傾向が強まっています。元気なうちから専門の相談窓口を利用して地域の相場やご自身の状況に合った葬儀社の情報を集めておくことでいざというときの金銭的な不安を大きく軽減することができます。
葬儀の形式に正解はありません。ご家族の経済状況を守ることも故人への立派な弔いの一つです。抱え込まずに第三者の専門家に相談し無理のない計画を立てていきましょう。
直葬や葬儀費用についてお悩みであれば一人で抱え込まずに専門家にご相談いただくことをおすすめします。行政書士法人グループが運営する全国対応の無料相談窓口ニコニコ終活ではご予算やご希望に合わせた最適な葬儀社を無料でお調べしてご紹介いたします。地域の費用相場や損をしないための注意点をまとめた資料も無料でお届けしておりますので将来の備えとしてぜひお気軽にお問い合わせください。