家族葬15人の費用相場は?知らないと損する「追加料金」とぼったくりを回避する方法

近年、親しい親族のみで見送る家族葬を選ぶ方が増えています。中でも「15人程度」という規模は、故人の子供家族や兄弟姉妹など、本当に近しい関係者だけで行う場合に多い人数です。
しかし、少人数だからといって費用が極端に安くなるわけではありません。葬儀には「人数に関わらずかかる固定費」と「人数によって変わる変動費」があるからです。
この記事では、15人規模で行う家族葬のリアルな費用相場と、見積もりを見る際に注意すべきポイントを解説します。
「人数が少ないから安い」は勘違い?15人の家族葬にかかるリアルな費用総額
15人規模で行う家族葬の費用総額は、およそ80万円から120万円程度が目安となります。これには葬儀社に支払う費用だけでなく、飲食費や返礼品、お布施などが含まれます。

以下に費用の概算をまとめました。
| 項目 | 費用目安 | 備考 |
|---|---|---|
| 葬儀一式費用 | 40万〜80万円 | 祭壇、棺、人件費、式場使用料など |
| 飲食接待費 | 5万〜10万円 | 通夜振る舞い、精進落とし(15人分) |
| 返礼品費 | 3万〜5万円 | 香典返し(15人分) |
| お布施 | 10万〜40万円 | 寺院や宗派により大きく異なる |
| 総額目安 | 58万〜135万円 | ※お布施を含む総額 |
葬儀一式費用の全国平均は約112万円ですが、これは一般葬も含んだ数字です。15人規模の家族葬であれば、祭壇の規模を抑えたり、大きな式場を使わなかったりすることで、一式費用を抑えることが可能です。
一方で、15人という人数は「飲食」や「返礼品」の費用がある程度まとまって発生する規模でもあります。全くの身内だけだからといって食事を省略するケースは少なく、むしろ親族同士でゆっくり故人を偲ぶ時間を大切にするため、料理の質を落とさない傾向も見られます。
15人規模は親族間の絆を深めるのに最適な人数です。費用を削ることばかり考えず、ゆっくり食事をして思い出を語り合う時間を大切にすると満足度が高まります。
セットプランの罠に注意!15人規模の家族葬で必ずかかる「3つの費用」とは
15人で行う家族葬の費用構造を詳しく見ていきましょう。費用は大きく分けて「固定費」「変動費」「宗教費用」の3つで構成されます。
1:葬儀一式費用の内訳
これはいわゆる「固定費」にあたる部分で、参列者の人数に関わらず発生します。
- 祭壇・棺・骨壺: プランによってグレードが異なります。
- 人件費: 運営スタッフや司会進行など。
- 式場使用料: 公営斎場か民営斎場かによって数万円〜十数万円の差が出ます。
- 車両費: 寝台車や霊柩車など。
15人の場合、大規模な祭壇は不要なことが多いため、ここの費用をコントロールしやすいのが特徴です。
2:飲食接待費、返礼品費の計算
人数によって変わる「変動費」の代表格です。
- 通夜振る舞い: 一人当たり3,000円〜5,000円程度。
- 精進落とし: 一人当たり4,000円〜8,000円程度。
15人全員が飲食に参加すると仮定すると、一食あたり約5,000円×15人で75,000円、さらに飲み物代が加算されます。
- 即日返し: 2,000円〜3,000円程度の品を用意します。
- 会葬御礼: 500円〜1,000円程度のハンカチやお茶など。
15人の場合、予備を含めて20個程度用意しておくのが一般的です。使わなかった分は返品できる葬儀社がほとんどですが、念のため確認しておきましょう。
3:お布施の目安
宗教者を呼ぶ場合にかかる費用です。読経料や戒名料が含まれます。
寺院との付き合いの深さや地域によって大きく異なりますが、数十万円単位で必要になることが一般的です。最近では、定額でお坊さんを手配できるサービスを利用する方も増えています。
固定費はプラン選びで調整できますが、飲食や返礼品は「おもてなし」の心に関わる部分です。ここを削りすぎると参列者の印象が悪くなるので注意が必要です。
知らないと数十万損するかも?質を落とさずに費用を抑える3つの鉄則
15人規模の家族葬で、質を落とさずに費用を抑えるためには、いくつかのポイントがあります。現場の実情として、見積もりの段階で以下の点を確認することが大切です。
追加費用の確認
格安プランの広告を見て依頼したものの、最終的に高額になってしまったというトラブルは後を絶ちません。
特に注意が必要なのは以下の項目です。
- 安置料金: プランに含まれる日数を超えた場合、1日あたり数万円の追加費用がかかることがあります。
- ドライアイス: 安置日数分必要になります。プランに含まれる量で足りるか確認が必要です。
- 搬送費用: 深夜料金や長距離料金が加算される場合があります。

公営斎場の活用
式場使用料や火葬料は、自治体が運営する公営斎場を利用することで大幅に抑えられます。民営の葬儀場に比べて数万円〜十数万円安くなるケースも珍しくありません。
ただし、人気があり予約が取りにくい場合もあるため、早めの確認が必要です。
複数の見積もり比較
同じ「家族葬プラン」でも、葬儀社によって含まれる内容が全く異なります。
- 式場使用料は含まれているか
- ドライアイスや安置料は何日分か
- 料理や返礼品は含まれているか(または持ち込み可能か)
これらを横並びで比較するために、事前に複数の葬儀社から見積もりを取ることが失敗しない最大の秘訣です。

「基本プラン」の安さだけで選ぶのは危険です。総額でいくらになるか、追加料金の条件は何かを事前にしっかり確認することが、納得のいくお見送りの第一歩です。
実際の「持ち出し費用」はいくら?15人の香典収入シミュレーション
費用を考える上で、入ってくる「香典」の目安を知っておくことも重要です。15人の家族葬の場合、参列者は親族が中心となるため、一般葬に比べて一人当たりの香典単価が高くなる傾向があります。
参列者の内訳と香典相場
- 子供(喪主以外): 5万〜10万円
- 兄弟姉妹: 3万〜5万円
- その他の親族: 1万〜3万円
例えば、子供世帯が2組、兄弟姉妹が3人、孫や親戚が数名参列した場合、合計で30万円〜50万円程度の香典収入が見込める場合があります。
実質負担額のシミュレーション
葬儀費用の総額から香典収入を差し引いた金額が、喪主(遺族)の実質的な負担額となります。
- 葬儀総額: 100万円
- 香典収入: 40万円
- 実質負担: 60万円

このように、香典収入を計算に入れることで、実際の持ち出し費用を予測することができます。ただし、香典を辞退する場合は全額自己負担となるため、資金計画が変わってくる点に注意しましょう。
親族間の香典のルールは家によって様々です。事前に「お互い様だから無しにする」のか「形式通り行う」のか、キーマンとなる親族と相談しておくと安心です。
後悔しない見送りをするために!今すぐ始めるべき「葬儀社の事前比較」
15人規模の家族葬は、近しい親族だけで温かく見送ることができる形式です。費用相場は総額で80万〜120万円程度が目安ですが、選ぶ式場やプラン、宗教費用によって変動します。
大切なのは、表面的なプラン価格だけでなく、飲食費やお布施を含めた「総額」を把握することです。また、香典収入も考慮に入れることで、より現実的な資金計画が立てられます。
後悔のないお葬式にするためには、事前に複数の葬儀社を比較し、不明瞭な追加費用がないかを確認しておくことが何より重要です。
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